ジャニーズ・吉本興業……芸能ニュースに対する男女の反応の差
日本の芸能界に激震が走った、令和最初の7月。
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長の死去、吉本興業の闇営業問題など、7月はこの2大事務所のニュースがテレビや新聞に取りあげられました。
検索ユーザーは平時の2~5倍に急増
株式会社ヴァリューズによる国内ユーザー行動ログからも、一連の騒ぎを受けて「吉本興業」「ジャニーズ」に対する関心の急増がみられました。
「ジャニーズ」「ジャニー」、「吉本興業」「よしもと」でキーワード検索するユーザーは平時だとそれぞれ40万人、20万人程度ですが、7月にはいずれも100万人を突破しています。
世間全体を騒がせたジャニーズと吉本興業ですが、キーワード検索したユーザー像はかなり違いがみられました。
20代女性はジャニーズ、30代男性は吉本興業に反応
「ジャニーズ」関連で検索したのはなんと女性が71%。一般にキーワード検索ユーザーは男性のほうが多く、検索ボリューム常に上位のAmazonやYoutubeのキーワードだと60%前後、女性ユーザーが多いメルカリでも50%程度は男性が占めるなか、ジャニーズは女性の関心の高さが際立ちます。「吉本興業」関連検索ユーザーは、あまり男女差がありませんでした。
年代別ではジャニーズは20代32%、吉本興業は30代34%が最多ボリュームで、いずれも40歳未満が60%程度です。吉本興業は40代の関心も高く、50歳未満が90%ほどを占めました。ジャニーズは50代以上も20%近く、吉本興業に比べると幅広い年代の関心を集めています。
地域別だと、関東より北が60%近いジャニーズに比べ、吉本興業は西高東低が顕著の傾向。とくに関西地方が20%と、ジャニーズ12%を8ポイントも上回り、お膝元の注目を集めたようです。