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夏の甲子園、鶴岡東が3回戦へ。初の2勝でみせた“強烈なインパクト”

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さらなる上位進出への期待

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 試合は鶴岡東がその後も得点を重ね、9対5で習志野を下し3回戦へ。終盤の8・9回に2打席連続で本塁打を放つなど3安打の活躍をみせた丸山の試合後のコメントでは、同校の甲子園史上、記録を塗り替える2勝目について「うれしい気持ちでいっぱいであり、そして次に備えるという気持ちでもあります」と語った。

 その言葉からはチーム全体が更なる高みを目指していることはもちろん、その可能性が充分備わっていることも感じさせた。

 試合内容、そして選手の表情からも自信と充実感が窺えており、早くも今大会のベストチームに挙げられるほどの勢いをみせつけてきている。

3回戦の相手は関東第一

 内外角のボールの打ち分ける技術、四球も選び失投も見逃すことのない選球眼、また何より好球に対して、思い切りよく振っていく積極性を披露し続けている。

 豪打の打線という言葉は似合わないながら、相手を圧倒し畳みかけていく力強さはもちろん、選手たちが放つ個性は鶴岡東高校独特の迫力を生み出しており、その打線の繋がりから奏でられるリズムは我々野球ファンを存分に惹きつけている。

 ここまでの戦いぶりからは3回戦以降もさらに魅力と存在感を発揮していくだろう。3回戦は8月17日、関東第一高校(東東京)と対戦する予定だ。

<TEXT/佐藤文孝>

新潟県在住。Jリーグ、プロ野球、大相撲やサッカーW杯、オリンピックなど多くのスポーツの現場に足を運び、選手、競技から伝えられる感動を文章に綴っている

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