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元ヤン社長が、ディズニーランドで学んだ「5つの教え」

キャリア

「仕事がつまらない」「働く意味がわからない」……そんな20代サラリーマンの悩みの解決策は、ディズニーランドにあるのかもしれません。

机の上で仕事・勉強をする男性

 今回お話を聞いたのは『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』の著者で、「香取感動マネジメント」代表取締役・香取貴信さん。

 ディズニーランドでのアルバイトを経て、レジャー施設などの現場営業コンサルティング会社に入社。2004年に独立して現職。仕事にビジョンも信念も持ち合わせていなかったという香取さんを一変させた“ディズニーランドの教え=ディズニースピリッツ”とは何だったのでしょう?

本家カリフォルニアのディズニーランド(C)Matthew Clausen

本家カリフォルニアのディズニーランド(C)Matthew Clausen

動機は「稼ぎたい」「彼女を喜ばせたい」

――ディズニーランドのアルバイトを始めたきっかけは?

香取貴信(以下、香取):高校の授業料を稼ぐため、あとは当時の彼女がディズニーランド好きだったからです。16歳の頃だったので、まだ働く意義もわかっておらず、「自分の1時間の労働をいかに高く売るか」程度しか考えていませんでした。

――“ヤンキー少年”だったと自称していますが。

香取:中学生の頃は、いわゆるヤンキーですね(笑)。周りも悪い奴らばっかりでした。とはいえ、ヤンキー雑誌に載りたいって程度の軟派なものだったので、「ヤンキーはモテない」という風潮になると高校生になる前にグループは解散。そこからは、先輩の誘いで始めたサーフィンに没頭しました。

 目立つためにやんちゃすることしか考えていなくて、かつ本当に自分本意なヤツでした。極端に言えば、恐怖・権力・ペナルティーで「他人は思い通りになる」と思っていたほどです。

教え①「まず相手を認めること」

香取貴信

「香取感動マネジメント」代表取締役・香取貴信さん

――そんなやんちゃな少年がディズニーランドで働き始めて、まずどんな変化があったのでしょう?

香取:他人を認めることの大切さを学びました。「白さん」という上司との出会いがきっかけです。白さんは誰に対しても態度を変えず、否定をしない、肯定ファーストな人で、初めて“こうなりたい”と憧れた大人でした。

 物事に対して否定から入ると意見のぶつかり合いになって、結局は意見の強い人が生き残る社会になっちゃう。でも、まず肯定してあげると、周囲が「違う意見を言っていいんだ」っていう空気になるんです。

――当時の香取さんとの考え方とは、真逆だったのですね。

香取:はい。つっぱっていた頃の僕は、自分を「大きく見せなくちゃいけない」と思っていたから、自分以外の意見を許せなかった。だから、自分に対しても「間違ったことを言ったら負けだ」という意識がありました。

 でも、相手を認めることで結果的に人が付いてくると気がついたんです。仕事上、相手のすべてを肯定することは難しいけど、一旦受け取ることはできる。良い悪いの判断はそれからです。

 価値観は人それぞれ違うもの。いろんな意見を持った人がのびのび働くことで、楽しい職場ができるんです。これって、プライベートでも同じでしょ。