「辛いものを食べた翌日お尻がヒリヒリする」は実は危険!?
カプサイシンが含まれている食品は?
カプサイシンは、トウガラシを用いた料理、トウガラシ粉末を使用したカレーやキムチ、チゲ鍋などに含まれています。加熱しても壊れにくい性質をもつので、調理しても辛味が低下することはありません。
また、水にはあまり溶けないカプサイシンですが、油やアルコール、酢によく溶ける性質があるため、それを利用した調味料も多くあります。
トウガラシを油に漬けてつくられる「ラー油」、沖縄の島とうがらしを泡盛に漬け込んでつくる「コーレーグース」、青唐辛子を酢に漬けてできる「青唐(あおとう)酢」などがあります。
適度な辛味なら、「食欲増進」などのメリットも
辛いものをよく食べているからといって、必ずしも病気になるわけではありませんが、大量に食べ続けることは、痔のリスクを高めます。
また、もともと痔をもっている人は、悪化させてしまうことがあるので、刺激物の過剰摂取は控えましょう。
カプサイシンなどの辛味成分は悪いことばかりではなく、適量を摂取すると食欲増進などのメリットがあるので、上手に付き合うようにしましょうね。
<TEXT/梅原しおり>
参考元:
※1)Matsumoto K., Kurosawa E., Terui H., Hosoya T., Tashima K., Murayama T., Pries- tley J. V., Horie S., Am. J. Physiol. Gastroin- test. Liver Physiol., 297, G348-G360 (2009).
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