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「ロングテール」ってどういう意味?――いまさら聞けない、ビジネスシーンの「カタカナ語」

コラム

A.販売機会の少ない商品でも、大量に揃えることで収益を上げる現象

 英語の「long tail」を直訳すると、「長い尻尾」となりますが、ビジネスのシーンではどのように使われるのでしょう?

 たくさんの商品を取り扱う店舗において、横軸に商品を販売数の多い順に並べ、縦軸にその販売数量をとるグラフを作成してみると、グラフは横軸に沿って急激に下降し、恐竜の長い尻尾のような曲線を描きます。

 その長い尾状の部分の商品、つまり販売数の少ない大量の商品に注目し、その商品の販売機会を増やすことで全体の収益を上げる現象を「ロングテール」と呼びます。

 米「ワイアード」誌の元編集長クリス・アンダーソンが初めて提唱し、Amazonを例に販売数の少ない商品にも販売機会を与え、全体の収益を上げることを指します。もはやWebマーケティングでは当然の概念なので、今回は知っている人も多かったかもしれません。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/岡田ちほ(SPA!DOL)>

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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