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ニトリ、業績好調で「無印」を圧倒。若手社員からは意外な声も…

ビジネス

徹底した教育にやや不満の声も……

nitori

ニトリ公式企業サイトより

 次に働く環境について、若手社員から寄せられたコメントを見てみよう。

「マナーやロマン、目標やあいさつについての復唱が多く、ビジネスマナーについての教育が非常に厳しい。専門書の貸し出しという名で感想文を提出させ、企業理念を頭に刷り込ませるように教育している。若い層の転職が多く、身近な先輩がたの退職が非常に目立つ。髪型など身なりについてのマナーも徹底している」(フロアスタッフ/20代前半男性/正社員/300万円/2015年度に関する口コミ)

 ロマンとは「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」ニトリの経営理念のことだ。

 仕事をする上で、マナーを覚えることやその会社の理念を覚えることはもちろん重要。しかし、その徹底ぶりに対して、必ずしも肯定的な声だけではないようだ。アジアを中心にグローバル化を進めるニトリだが、このコメントを見るに、社員教育についてはあまり先進的とは言えなさそうだ。

「外から見ると、連続成長していて雰囲気が良さそう、カリスマ経営者がいて学ぶことがたくさんありそう、と見えるかもしれませんが、古いやり方を変えられなかったり、業務は人海戦術という場面も多く、イメージほど先進企業ではありません」(代理店営業/40代前半男性/正社員/中途入社/3~10年未満/投稿時に退職済み/600万円/2017年度に関する口コミ)

 創業一代で大手家具・インテリア企業にのぼりつめたことで、創業者の似鳥昭雄代表取締役会長がマスメディアで取り上げられることも多い。そのようなイメージから、革新的・先進的な企業であるように思うが、内部では日本の大企業特有といえるような保守的な体質に不満を漏らす社員もいるようだ。

 しかしながら、この体制のなかで数々のヒット商品を開発し好調な業績を残しているのもまた事実。こういった社員たちの声をどうすくい上げるかが、今後の明暗を分けるのではないだろうか。

<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>

大学受験情報誌、IT情報サイトなどでライター経験を積み、2018年よりフリー。最近の趣味は休日の農業、リサイクル業も兼業