飲み会で淡々と自分語りをする“窓際族”暴走おじさんから逃げたい
他グループの話を振ってみたけど…
話にオチもなく、聞いていてどう相槌を打てばいいのかわからない。「もはや終わらないお経を1対1で聞いているような心境」と涼美さんは語ります。
ある意味、武勇伝を語られるより厳しいかもしれません。周囲の人たちはどうしているのでしょうか。
「マンツーマンになって、つきっきりで話してくるので2人だけの世界になっていましたね。Uさんは声が小さいので、他人が会話に入ってくることもできません。
気が付いた先輩が、『涼美ちゃんも、〇〇が好きって言ってたよね?』と、他のグループの会話をふって、ひきはなそうとしてくれるんですけど、隙あらばすぐにUさんの話に戻されました」
亡霊のようにどこまでもついてくる自分語り
トイレに行く振りをして移動するなど、Uさんをうまく撒けないものなのでしょうか。
「それが、トイレに行く振りをして移動をしても、トイレから戻ってくると『さっきの話の続きだけど』ってやってくるんです。『君はどう思う?』って、意見を求めつつ、ずっと話をしてくるので逃げられませんでした。しかも私が逃げれば、次は新人の子が餌食になる! と思ったら動けないし……」
ちなみに、Uさんの自分語りはどのような内容なのでしょうか。
「自分のこれまでの仕事についてですね。もはや自分史というか。年末まで誰とも会話をしなかった鬱憤を、ここで晴らしているのでしょう。入社試験の様子から遡って聞かされました。その後は、帰る人もチラホラいる中で、二次会にもきっちり付いて来ました。