「新年の目標を立てよう」と考える人が結局、大失敗する理由
他人からの期待を感じるのは素晴らしいけど…
他人からの期待を感じながら、とにかく目の前の仕事をこなしていく……それは素晴らしいことだと思います。
しかし、そのような毎日を過ごしていると、いつの間にか「自分自身のこと」がわからなくなってしまいます。自分が好きな分野はなんなのか、夢中になって取り組める仕事はなんなのか。そういうとても重要なことを置いてけぼりにしてしまうのです。
『論語』の一説に、こんな言葉があります。
「之を知る者は、之を好む者に如かず。
之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。」
あることを知っているだけの人は、それが好きな人に及ばない。それが好きな人は、それを夢中で楽しんでいる人に及ばない。そういう意味の言葉です。
あなたが今年、本当に飛躍したいのであれば、誰よりも仕事に打ち込み、結果を出し、素晴らしいキャリアを築きたいのであれば、あなたが今すべきは「目標設定」などではないのです。
夢中になる感覚を今のうちに取り戻す
いつの間にか忘れてしまった「楽しむ」「夢中になる」という感覚を、時間がある今のうちに取り戻すのです。
旅行に行ってもいいし、積読になってしまった分厚い小説でも読むのでもいい。心が震えるようなドラマを一気に見るのもいいでしょう。
そうやって、「夢中になる感覚」を取り戻し、「今年の仕事でも夢中になるにはどうすればいいか?」と考えるのです。それが、一番大事だとぼくは考えています。
<TEXT/Shin>
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