オンライン会議でも通用する「伝え方」。プレゼンの達人が語る極意
コロナ禍に入り、これまでになかったオンライン会議が急激に増えたビジネスパーソンは多いはず。これまで、対面ならば雰囲気で伝わっていな内容も、オンラインではしっかり順序立てて言葉にしなければ、上司やクライアントに内容が伝わりません。
では、「伝える力」がますます求められるようになった昨今、どんなテーマも相手に誤解なく伝えるためにはどうすればよいのでしょうか。
2018年に上梓した『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』(SBクリエイティブ)でAmazonの「ビジネス・経済書」ランキングで10週連続1位を獲得したYahoo!アカデミア講師の伊藤羊一さんのTikTok生配信での講義から学んでいきましょう(以下、「TikTok教室LIVE配信」講義をもとに構成)。
相手が動いてくれる方法「AIDMA(アイドマ)」
伊藤さんは簡単な自己紹介のあと、早速「人に物事を伝える」ための極意を話し始めます……と思いきや、それ以前に重要なことがあるといいます。
「自分の言いたいことがあったとします。しかし、それをそのまま言っても相手が理解してくれてるかわからない。さらに、理解してくれたとしても、賛成してもらってるかわからない。そして、賛成したとしても動いてくれるかわからないんです。人が動いてくれて、初めてプレゼンの目的は達成されるんです」
「プレゼンは、人(相手)を動かすためにある」。それが伊藤さんの教えです。伊藤さんは、相手を動かすために重要なのは5つのポイントを抑えることだといいます。彼はそれぞれの頭文字をとって、これを「AIDMA」と呼びます。
A:アテンション(喚起)
I:インタレスト(興味)
D:デザイア(情熱)
M:メモリ(記憶)
A:アクション(行動)