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本を読む暇がない、理解が深まらない…忙しい人の読書術

学び

 こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「読書効果を最大化させたいなら“本=砥石”と捉えよう」です。

読書

※画像はイメージです(以下、同じ)

「本を読め」というのは、先輩からのアドバイスの中でもっともポピュラーなもののひとつです。

 自分の専門領域は当然として、他にも幅広くビジネスや先端技術、古典に関する本を読み、知識を蓄えるべきである! というやつですね。

読んでも読んでも身についた気がしない!?

 素直な人は「先輩の言うとおりだ! しっかり本を読んで実力をつけなければ」と考え、さっそくAmazonで本を数冊ポチポチするはずです。そして、忙しい合間を縫ってそれらを読んでいきます。

 しかしながら、あるときふと気づくのです。「あれ、今までたくさん本を読んできたけど、身についている気がしないな!?」と。そして、仕事が忙しくなってきたことを言い訳に、「本を読む」という習慣がなくなっていくのです。

 ぼくもまさにこの状況に陥っていました。もともと活字を読むのは苦にならないタイプなので、オススメされたり必要そうな本を読んでいったのですが、それらの内容はほとんど自分のアタマから抜け去ってしまっていたのです。

「読んだだけですべてを身につける」のは無理

 人間の記憶メモリーはそんなに大きなものではないので、「読んだだけですべてを身に着ける」のはそもそも無理な話です。ですから、定着率を上げるために「SNSやブログにアウトプットする」「人に話して自分の理解を深める」などの活動をおすすめしているのです。

 ぼくも、「アウトプットを通して自分の理解を深める」というやり方に反対ではありません。むしろ、自分でもそれを日々活用しています。

 しかしながら、いつでもそうやってアウトプットしまくれるわけではなく、メンタルや仕事の状況によってはアウトプットが出ない日もあります。ただ読むだけでは身に着かないし、アウトプットして定着を深める元気もない。そういうときにはどうすればよいのか、というのが論点になります。

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