代理店マンの常識「ハウスエージェンシー」とは? 広告業界のウラ用語
A.広告の原価に広告代理店の手数料を足した、全体の金額
ワイドショーなどで、「タレントBさんのCM出演料は1000万円以上!」などと報じられることがありますが、それはCMの制作費の中の一部に過ぎません。
テレビCMともなれば莫大な制作費がかかりますが、すべての経費に、広告代理店の手数料(マージン)を足した金額を「グロス」と言います。ちなみに、グロスからマージンを差し引いた金額は「ネット」と呼ばれます。
「あの広告グロスでいくらだったの?」とか「グロスで300万円くらいで考えています」など、お金の話しをする際に頻繁に飛び交う用語です。広告代理店の手数料は20%程度が一般的です。例えば、クライアント(顧客)の予算が100万円だった場合、20万円がマージン、80万円がネットとなります。
広告費は、不況の影響で削減されやすいため、ネットの金額を抑えながら、いかに魅力的な企画を提案できるかが広告代理店にとって重要となります。
Q.「オリエン」って、なんのこと?
「オリエンはいつ?」
学生時代によく聞くワードですが、広告業界でも多用されます。