【ダイソー】メスティンで男の簡単キャンプ飯|アメリカ南部風シーフード・ガンボ
コロナ禍で注目を浴びた「おうちでメスティン料理」。そのまま食卓に出せて、ワイルドかつおしゃれ。いつものごはんに特別感が出て、仕事のストレスも解消されそうです。そこでこのシリーズでは、たった500円で手に入るダイソーのメスティンを使った「男の簡単キャンプ飯」を、誰でも作れる丁寧レシピでご紹介。世界の料理を食べ歩いてその食文化を発信する「旅行家・食事家・写真家」の石黒アツシがお届けします。
>>うますぎる!爆発的人気の大行列店「極味や」のハンバーグがフードコートで食べられる【ジ・アウトレット 湘南平塚】今回メスティンでの料理にチャレンジするのは、アメリカ南部・ルイジアナを中心に親しまれているクレオール料理の一つ「ガンボ」です。
「名前を聞いたことあるぞ!」という人も「食べたことあるぞ!」という人も多いのではないでしょうか? 調理は難しいことはなく、ただただ煮込むだけ! 煮込むとはいえシーフードなので、時間がかからないのも特徴です。
今回は、シーフードの出汁感に独特のスパイス使い、そこにオクラのとろみを加えた、独特だけどなんだか懐かしい、そんなガンボのレシピを紹介します。白いご飯と一緒に食べるとこれまたすごくマッチするのです。
材料|シーフードミックスとソーセージにスパイス!
クレオール料理に特有の香り、たとえばファミレスで食べるジャンバラヤのようなあの香りは、「チリパウダー」と「ケイジャンミックス」で。この二つがあれば、クレオール料理はばっちりです。
チリパウダーには、クミンとオレガノといったテックスメックス料理に使われるハーブも入っていて、チリコンカンやタコライスにも使います。チリ(唐辛子)だけじゃないんですね。
ケイジャンミックスはクレオール料理に欠かせないのですが、こちらにも唐辛子が。パプリカ、ガーリック、オニオンなど、さまざまな香味野菜系の材料も入っていますよ。
シーフードの旨味が欲しいので、アサリ、エビ、イカが入ったシーフードミックスを使います。オクラでとろみもプラス。ソーセージは燻製の香ばしさを感じさせてくれます。醤油は隠し味です。
【材料 1人分】
□シーフードミックス 100g
□オクラ 1本(輪切り)
□ソーセージ 1本
□ニンニク 1かけ(みじん切り)
□タマネギ 8分の1個(みじん切り)
□トマト缶(ダイス切り) 250ml
□ケイジャンミックス 小さじ1
□チリパウダー 小さじ2分の1
□顆粒チキンコンソメ 小さじ1
□醬油 小さじ2分の1
□オリーブオイル 小さじ1
□白米(炊いておく)
□塩・こしょう 適量
作り方|スパイス投入タイミングの見極めが大切です!
【1】
タマネギは粗みじん切り、ニンニクはみじん切り、オクラとソーセージは輪切りに。シーフードミックスは解凍しておきます。
【2】
キッチンペーパーで、解凍したシーフードミックスの水けをしっかりとる。
【3】
オリーブオイルをメスティンに入れて温めて、ニンニクとタマネギを入れて、タマネギが透明になり柔らかくなるまで炒める。
【4】
ケイジャンミックスとチリパウダーを入れて香りが出たら、シーフードミックスを入れて全体になじむように混ぜて、約1分炒める。
ここで香辛料の香りを出す! これが大切です。
【5】
トマト缶、チキンブイヨン、しょうゆを加えてまぜ、
オクラをのせて蓋をして沸騰したら弱火にして10分煮込み、塩・こしょうで味を整える。
炊いておいたご飯と一緒にいただきます。
ガンボの「うんちく」です!
クレオールの独特なスパイシーな香りに、シーフードにトマトの旨味も加わって、これやっぱりご飯に合います。
メスティンに入っているとあまり多くないような気がしますが、皿に出してみるとこのボリューム!
- ガンボ「Gombo」はフランスでオクラのこと。
- そしてオクラは英語でもOkra(オクラ)で、そのもとになったのはアフリカのガーナの言葉だとか。
- 移民の国アメリカらしく、クレオール料理は多彩なルーツを持つ人たちの食文化が融合したもの。フランス、スペイン、西アフリカ、その他のアメリカの地域の影響があるらしい。
今回はこの3つくらいですが、奥が深いので調べたらもっといろいろなうんちくに出会えそうですね!
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<レシピ・文・撮影/石黒アツシ>
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