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「学歴コンプ」上司のもとで、エリート新人が味わった“地獄の日々”

コラム

 最近、よく耳にするようになった「学歴不要論」。これからの時代は、高学歴を身につけるよりも、早く社会に出て能力を磨いたほうがいい、ということですが本当はどうなのでしょうか? 「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「学歴って本当に役にたった?」にまつわる人気記事を再掲載します(初公開2018年6月26日、情報は掲載当時のものです)。

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パワハラ

※画像はイメージです(以下同じ)

 早稲田卒という学歴が災いし、上司からにらまれてパワハラ被害に遭ってしまったのが、加藤隼人(仮名・27歳)さん。「偏差値が中の下の大学出身の直属の上司ににらまれて飛ばされた」といいますが、いったい何が起こったのでしょう?

会議の席で上司を思わず糾弾してしまう

「新卒で入社したのは、音楽とネットワーク配信をマッチングした会社でした。音楽を世界に向けて送り届ける会社の姿勢に打たれて、面接では熱い思いを面接官に伝えたところ、すぐに内定をもらい、大喜びで入社しました

 そう語る加藤さんがまず配属されたのは代理店販売部。代理店を統括する部署で、約50人のスタッフが全国の統括リーダーを指導したり、新しい企画を提案したりと、「やりがいのある部署だった」そうです。しかし、そこにとんでもない上司がいて……。

「5歳上の直属の上司は、とある三流大学出身。学歴なんか関係ないと思ってきましたが、やることがトロくて、しかも決断力が鈍い。早く決めてほしい場面でぐずぐずしている」

配属された先は通称「墓場部」

墓場部

「そこで僕が『早く決めてください!』と言ってしまったんです、それも各部署が集まる会議の席で。まずかったかなと反省して、終わってから謝りましたが、上司はプイっと横を向いて、口を開こうともしない。嫌な予感がしました」

 加藤さんの予感が的中したのは、2か月後の秋の人事異動。ネット回線の営業を担う部署に回されたのです。

そこは、別名“墓場部”と呼ばれているスーパー激務な部署で、ピンポン営業という飛び込みで、老朽化した団地に行き、高齢者を相手にネット回線の営業をひたすらかけていました」

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