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スマホに貴重な時間を奪われて愕然。仕事の「忙しい」をすぐやめるコツ

学び

2.スジの良くない依頼者を回避

 上司やクライアントがいきなり差し込みで仕事を依頼してきたり、しかもそれが本来の目的に沿っていなかったりすると、いくら時間があっても足りなくなります。やってもやっても終わらないし、やったものが「やっぱそれなしね!」とちゃぶ台返しされることも日常茶飯事です

 そうならないように、なるべくスジの良い依頼者とだけ仕事をするか、「仕事を請け負う」という座組から抜け出し、自ら売上や利益を創っていく立場になると、自分の時間がどんどん取れるようになっていきます。

 最初のうちはいろんな仕事を請け負ってゴリゴリこなすトレーニング期間も必要ですが、それがひと段落ついて他者への価値提供を高いレベルでこなせる自信がついたら、自ら創っていく側にシフトしていくと、自分の貴重な時間が奪われることはなくなります

自分の時間ができるには?ポイントまとめ

仕事

 いきなり起業したり経営層になるのは難しい……という方の場合、上司からの指示をされるまえにどんどん仕事を巻き取り、自らアクションに落とし、スケジュールも自分で引くクセをつけていくといいかもしれません。そうすることで、自分の時間ができるのはもちろん、「もうまるっと任せて大丈夫そうだな」と評価が上がるというおまけもついてきます。

 これまでの話をまとめると、

●忙しい=可処分時間 < やりたい/やるべきこと
●忙しいとあんまり人生に良くない
●可処分時間を奪うのはスマホとスジの悪い依頼者
●これら2つを何とかすると可処分時間が増えてハッピーに

 少しでも参考になればうれしいです!

<TEXT/Zenyum Japan代表取締役社長 伊藤 祐>

外資系デンタルケア企業の日本法人Zenyum Japanの代表取締役社長。「口腔ケア領域で、最高のSmileのための最高のサービスを提供し続ける」という会社のミッションを推進するかたわら「グローバル企業の日本法人経営者」という新時代のキャリアを普及させるべく、講演や執筆活動に積極的に取り組んでいる。X(@TasukuIto5)、noteなどでも積極的に発信している。2023年(令和5年)3月にビジネス書〈得する説明 損する説明〉をSBクリエイティブ社より上梓。

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