【祝M-1優勝】「日々の活動もM-1につながった」ウエストランドが語る、コンビの芸風とネタの関係性
佐久間さんからは「だいぶ見限られてる」
――一方で、プロインタビュアーの吉田豪さん、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんのような著名人にハマっていたりもしますよね。
河本:佐久間さんからはだいぶ見限られてます。ダメ出しとかもなく、ただ徐々に呼ばれなくなって。
井口:すごい頑張ってくれてたんですけど、さすがに無理だったんでしょうね。佐久間さんは、吉田豪さんの生配信を見て「そんなヤツ、呼べるか」って言ってましたから(笑)。
河本:吉田豪さんは責任取ってくれないんですよ。ただただ、引き出せばいいだけなので。それで僕も調子に乗ってバァバァバァバァ言っちゃって。なんか一部で「過激だ」みたいに持てはやされましたけど、そんなことはまやかしでしかない。だから、僕はシュウペイさんになりたいんですよね。
ギャラは折半だが「迷惑しか被ってない」
――お2人はギャラを折半しているそうですね。先ほど触れた吉田豪さんのライブ配信動画の中で、河本さんが井口さんのことを「もう1人のお父さん」とおっしゃっていたのが印象的でした。
井口:うっとうしいし嫌ですよ。今、M-1の密着もついてて、何とか相方との絆みたいなのを引き出したいんでしょうけど、こっちはボロクソ言うしかないんです。迷惑しか被ってないので(笑)。みんなが期待するような思いは僕にないし、「知るか」って感じですね。「毎月、とんでもないお中元を持ってこい」としか思わないです。
――河本さんはテレビタレントとして売れたいんですか?
河本:もちろん、めちゃくちゃ売れたいです(笑)。ただ、結果が伴わないというか、実力というか。頑張ってるつもりではいるんですけど、やっぱメンタルが弱かったり忍耐力がなかったりするんですよね。
井口:こんなやつが売れたいと思ってるわけない、みたいな感じでよく言われるんですよ。周りからは、そう見えるってことなんでしょうね。
河本:あと2020年のM-1決勝にいかせてもらってあぐらかいてたら、やっぱちゃんと1年後に井口ばっかりがテレビに出るようになったっていう。まぁ「そりゃそうだろ」と思います。さすがに自覚もありますし、今どう折り合いをつけていくか悩んでますね。