元乃木坂46・中田花奈が今だから明かす「頑張りきった」アイドル時代の話
自分に対して「負けず嫌い」
――プロ雀士になりたての頃と今とで、気持ちの面で変わった部分はありますか。
中田:あまり外野を気にしなくなりました。何を言われても、自分の立ち位置は自分だけのもの 。全部仕事を辞めたとしても1年以上生きる力はあるし、なんとかなると思うようになったら、気が楽になりましたね。ただし、もしそういう時に負けず嫌いだったら、「なにくそ!」と思って努力できるんだとも思うんですけど……。
――他人に負けるのが嫌、という意味での「負けず嫌い」ではなくとも、自分に厳しいのかもしれませんね。
中田:確かに、他人と比較してじゃなくて、自分に対して負けず嫌いではありますね。完璧じゃない自分が嫌なだけ。他人が“上”であること自体には何とも思わないけど、自分が自分に負けるのは嫌、というスタンスではあるかもしれません。
<取材・文/吉河未布 撮影/星 亘>
【中田花奈】
1994年、埼玉県出身。2011年に乃木坂46の第1期生オーディションに合格。2012年2月に1stシングル『ぐるぐるカーテン』で選抜メンバーとしてデビューし、その後2020年10月に卒業。2021年より麻雀カフェ「chun.」経営者兼店長、日本プロ麻雀連盟に所属のプロ雀士としても活動。著書に『「バフェットの投資術」を学んだら、生き方まで変わった話。』(PHP研究所)が発売中