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ベランダでもできる、即完売「20万円の家用テントサウナ」を体験してみた

暮らし

都内の混雑に“じゃあ作っちゃおうか”と製作開始

Vanwaves株式会社 IESAUNA

豊山、隅田、深田(代表)、木下(共同代表)、真田

 では、このIESAUNAはどのように開発されたのだろうか。製造・販売を行う「Vanwaves」の木下共同代表に聞いた。

「サウナブームで、いま都内のサウナ施設はかなり混雑しています。自宅でサウナができたらいいよねと話しているなかで、“じゃあ作っちゃおうか”と約2年半前から開発が始まりました」

 コアメンバーは5人。全員がもともとサウナ好きで、過去にロシア製テントサウナの輸入代理店業を行なっていたメンバーがいたため、テントサウナの形で模索していくことがすぐに決まったという。

「せっかくオリジナルでやるのであれば新しい切り口にしたいと、平均的なマンションのベランダのサイズを割り出して、一人用テントサウナという現在の形にしました。ですが、1番の問題点となったのが燃料から出る煙です。都市部のベランダで薪ストーブを使うことは難しく、家庭用電源の利用もしっくりきません。

 試行錯誤するなかで、バイオエタノールという燃料を見つけました。はじめは温度がぜんぜん上がらなかったり、引火性が高いという燃料の特性もあるので既存のバイオエタノール暖炉などを参考にしながら安全設計を意識して何度も改良を重ねました

“一家に一台サウナ”で日本の幸福度を上げたい

IESAUNA

 開発着手から約2年。「ようやくこの状態までもってくることができた」と話す。

僕たちは “一家に一台サウナがある世の中を作りたい”と考えいています。サウナ大国のフィンランドが幸福度ランキング1位であるように、サウナには人々の幸福度を上げる効果があると思うんです。もともとIESAUNA開発のきっかけに、我々と仲のいいひとりの女の子がいました。

 彼女はメンタルヘルスを悪くして休職をしていたんですが、サウナに出会い、今は元気に仕事にいけるようになったんです。きっといま同じような状況にある人もいると思うんです。だから、彼女が喜んでくれるようなものを作れば、他の人にも喜んでもらえるものができるんじゃないかとずっと考えながらやっていましたね」

ベストサウナ vol.2 (扶桑社ムック)

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