松井玲奈、コンプレックスを“好きになれた”瞬間「好きな自分になれる方法を楽しみたい」
コンプレックスは「いっぱいある」
――松井さんでも、コンプレックスはあるのでしょうか。
松井:いっぱいありますよ(笑)。そのなかでもすごくショックだった出来事を挙げるとすれば、小学生のときに同級生から「おでこが広い!」と言われて、定規で測られたときです。
――子どもがしたこととはいえ、ひどいですね。
松井:しかも、芸能活動を始めてからも、おでこが広いと言われることが多かったので、前髪を重めにして、ずっとおでこを出さないようにしていました。
そんなとき、あるメイクさんから「すごくキレイな形のおでこだね」と。時代劇に出た際にも「いいおでこをしているから出したほうがいいよ」と言ってくださる方がいて、コンプレックスだと思っていたことも、見方を変えるとチャームポイントになることを知りました。それからは自分のウィークポイントも、違って見えるようになったのですごく感謝しています。
好きな自分になれる方法を楽しみたい
――ほかにも、コンプレックスを克服する方法はありますか?
松井:最近は、ネットなどでいろんな人がたくさん情報を発信してくれているので、そういうものを取り入れるようにしています。たとえば、体型の気になる部分は着こなしで綺麗に見せることができたり、メイクやヘアセットの仕方もいろいろありますからね。ただ、私はキレイになることだけを意識するよりも、自分が好きな自分になれる方法を選んで楽しみたいと考えています。
――とはいえ、特にアイドル時代は外見について触れられることも多く、周囲からの目線というのも厳しかったと思いますが……。
松井:それはいまも変わらず言われることなので、難しいですね。ただ、言葉には泡みたいに幻想的なところもあって、思い切って針で突いたら消えてなくなる場合もあるので、ときにはそういった言葉を見ないという選択も大事だなとは思います。