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1年間友人に会えず…“孤独なキャンパスライフ”に涙した女子大生の現在地

コラム

オフラインの大切さが身に染みる

寂しい女性

 メンタルに大きなダメージを負いながらも、世相にも変化が訪れます。ワクチンの普及などによって外出制限も緩んだ2021年の年末には、サークル仲間とともに映画を作成できたのだとか。

「あいかわらず外に出る機会は減ったままです。ただ、家にいる時間が長い分、情報収集もはかどって、アイデアもどんどん浮かんでくるんです。2021年初頭から撮影の準備を始めて、感染対策をしながら、映画を撮りました

 今では少しずつ前向きになってきたという恵美さん。やはり人との交流がない生活は孤独だったと振り返ります。

「大学もバイトも、ようやく普通に行けるようになってきました。いくらネットで繋がれる時代であっても、実際に会うことも大事なのだと、あらためて気づかされています

 若者に限らず人と会う機会が減少すると、知らず識らずのうちに閉塞感に苛まれてしまいがち。感染予防が重要であるのと同様、孤独を回避するためのコミュニケーションも大切にしたいものですね。

<TEXT/池守りぜね イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust

特集・若者の孤独

出版社や、web媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は子供と一緒にプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ

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