真面目すぎる性格が仇に…「女性経験ゼロ」30歳男性、婚約までの苦難の道
結婚相談所には「今まで一度もお付き合いをしたことがないのですが、そんな自分でも選ばれるんでしょうか?」そんな不安を抱えて入会される方もいらっしゃいます。今回は、恋愛経験ゼロの男性が、どのようにして運命の相手と婚約するにいたったのかを、婚活エージェント・アドバイザーの筆者がお話しします。
「選ばれる自信がない」不安しかなかった
関西で事務職をしているマサヒコさん(仮名・30歳)は、学生時代から異性とそこまで接点がなかったため、今までお付き合いしたことが一度もなかったそうです。しかし、このままでは出会いがないだろうと思い、結婚相談所へ入会されました。
マサヒコさんと似たような経緯で入会される方ももちろんいらっしゃいます。「こんな自分でも選ばれるんでしょうか? 不安です」と、マサヒコさんは婚活を始める前にこんな漠然とした悩みを打ち明けてくれました。はじめてお話しした時の印象は、真面目で誠実で謙虚な印象。ただ、全てに“すぎる”が付くような方だったので、婚活への不安も人一倍でした。
選ぶ立場でもあるけれど、同時に選ばれる立場でもあるのが婚活。不安な気持ちはみんなあって当たり前です。その不安を払拭するためには、異性に選ばれるために、自分を変えていこうとする自己変革の意識が大切だったりします。
「まずは基本的なことから積み重ねていきましょう!」マサヒコさんと私の婚活成長記が始まりました。
気づいていないプロフィール写真の重要性
結婚相談所の婚活で、“プロフィール”は特に重要です。なぜなら実際に会うことを決めるには、お互いに、この“プロフィールを見て判断”するからです。さらに第一印象は見た目によって決まると言われているため、プロフィール写真は、会いたい・会いたくないの判断基準となります。
写真が苦手とおっしゃっていたマサヒコさん。ちゃんとした写真館で撮ったプロフィール写真ではあるものの、その表情は硬く、まるで証明写真のよう。これでは第一印象で女性の心を掴めません。
「お見合い写真を撮るときは、レンズの向こうに最愛の人がいると思って、“会えて嬉しい!”という気持ちを伝えるための笑顔をしてください」。マサヒコさんは、アドバイスをもとに、笑顔の写真を撮影し、掲載し直しました。撮影までの1週間は毎日鏡に向かって笑顔をつくる練習をしたそうです。
プロフィールが爽やかな笑顔の写真に変わったマサヒコさんは、無事活動3か月目にコンタクト(お見合い)が決まりました。