「コウメ太夫の“奇人”っぷりも楽しかった」三浦マイルドが語る“コンビ”結成とM-1出場の背景
「ほんまにしんどい」の真意は
――番組では、もうやりたくない、ほんまにしんどいっておっしゃっていましたけども。
三浦:あれは本音ですね(笑)。……正直言うと、“白塗り”がいやなんですよ(笑)。めちゃくちゃしんどいんです、あれ塗るの。しかも白塗りをすると、肌が弱いのか、すごくかゆいんですよ。
――もともとコウメさんがスッピンでツッコミ担当、三浦さんが白塗りでボケという発想は、三浦さんが提案したものなのに。
三浦:それは“出オチ”を狙っていかないと、という考えからです。でもね、1回戦、2回戦って勝ち進んでいくと、どうしても僕とコウメさんが逆になってコンビを組んでいるのが明るみになる。とはいえ、なぜ僕らがコンビを組んでいるのか、番組の企画だとバレないようにするのが大変で。
今後「コウメマイルド」で出る可能性は半々
三浦:僕、東野(幸治)さんにもウソついてましたからね。コロナ禍で東野さんがやっていた配信番組「吉本芸人生存確認テレフォン」で、「なんでコウメ太夫と漫才やろうと思ったの?」って聞かれて。「いやあちょっと僕が惚れ込んで」って煙に巻くしかないんですが、あんな大先輩にウソをつかなくちゃいけないというプレッシャーが……。最後まで番組企画とバレずにいられたので、心からホッとしました。
――これで終わるのはもったいない、もっと2人の漫才を見たいという声もあります。
三浦:うーん……やっぱり登場した時の面白さをどんどん超えないといけないから、難易度は上がっていきますよね。今度はコウメさんを白塗りに戻して……っていっても、それは“普通”になるだけですし。コウメさんとの関係は続けたいけど、M-1はちょっとわからないです。今後出る可能性については、半々ということで。
――コウメさんと、今後についての話をしたことは?
三浦:いやいや、全く! 飲みに誘ってものらりくらり交わされている状態で、ものすごくドライな人やなと。せっかく仲良くなったのに、ビジネス終わったらもう、用ないんかーいって思うくらい(笑)。