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バカにしていたら骨折…上京女子がびっくりした地元と違う「東京の積雪事情」

コラム

怪我して分かった都会の雪が危険な理由

東京駅 雪

「東京は多くの人が出歩いているから雪が踏み固められやすいんです。だから、車が通らなくても歩道がすぐにアイスバーンになってしまい、慣れているはずだった私も転んでしまったようです

 東京の雪は何日も降り続くことがないので、1度降ってしまうと重ねて雪が降り積もることも少なく、より滑りやすくなってしまうのだとか。

「鳥取はそもそも人が少ないので、踏み固められる前に溶けるか、上にさらに新雪が積もったりします。固まった雪の上よりも、ふわふわな雪の上を歩くほうが滑らないので安全なんですよね」

さらに追い打ちをかけるのが

 骨折から2日経った後に外出すると、まだ歩道などに雪が少し残っていました。

「数日にわたり雪が降っているならまだわかりますが、たったあれだけの積雪で雪がまだ残っていることが驚きでした。東京は高い建物が多い分、影ができやすく、太陽が当たらないから雪が解けないんですね」

 今回、自分がまさか東京の雪で転んで怪我をしてしまうなんて思っていませんでした。でもそのおかげで、東京の積雪がどうして危険だと騒がれているのか理解することができました。過去にバカにしてしまって申し訳ない気持ちです

 以降、東京で冬を迎えるたびに気を引き締めていると話す森脇さん。年に1度しか訪れない季節だからこそ、住んでみてはじめて分かる驚きもあるのかもしれませんね。

<TEXT/萩ゆう イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

-[上京して驚いた話]-

住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ

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