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同棲目的で引越しを手伝ったのに…「破局するハメになった」アラサー男の誤算

コラム

「引越し費用は俺が持つから」と提案するも

引っ越し 見積

 それでも、なかなか引越しには踏み切らない彼女。福山さんはある提案をすることにします。

「『引越し費用は俺が持つから』と提案したんです。当時は自分も社会人1年目で貯金も全然ありませんでした。でも、引越しをしたばかりの同期から、引越しの費用は3万円ぐらいだったと聞いていたので、それぐらいならばと思い払うことにしたんです。すると、ようやく彼女も決意してくれました」

 しかし、引越し業者からの見積もりを見て青ざめてしまったそうです。

「見積もりを取った彼女から『10万円くらいかかるみたい』と言われたんです。マズいと思いましたが、同期から聞いていた値段とあまりに違うので、吹っかけられたんだろうと思いました。彼女は押しに弱いところがあるので、交渉は自分がやることにしました

業者との交渉に挑むも大惨敗

 営業をしていることもあり、彼女に良いところを見せられると思った福山さんは、意気揚々と交渉の場に臨むことに。

「ですが、交渉しても相手は全く折れませんでした。交渉の末、引越し業者の営業は、電話で上長の決裁を仰ぐ形で値引きしましたが、それでも8万円。同期から聞いていた話とあまりにも開きがあるので理由を聞いたところ、まず時期が最悪でした。1年でも最も引越しの多い繁忙期だったので高かったんです。それに、彼女は使い慣れたベッドやタンスを持っていくつもりでいて、服も多いので、単身者用のプランでは収まらなかったんです

 この値段では「払えない」とは言えず、福山さんは彼女と交渉することになってしまいます。

「彼女に家具は新しく買ったら良いと話したんですが、お気に入りなので絶対に嫌だと言って譲らず、そのうちケンカになってしまいました。結局、ベッドは分解して、プラン内に収まらない物も含めて、自分が軽トラをレンタカーで借りて運ぶことにしました。でも、ベッドの分解と組み直すのが大変で……ヘトヘトに疲れて、引越し中もケンカになりました」

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