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『笑ってコラえて!』で話題の“海外ノマド生活”。事業者が語る人気のワケ

ビジネス

月5万円の生活費で暮らせる国

ノマドニア

 日本人は入国後、ビザなしで365日滞在可能。「ノマドニアが終わった後、希望者にはそのままノマド生活を続けてもらいたいのですが、他の国だとビザの関係で帰国する必要があるんです。ジョージアならノマド生活を続けられる」。

 また、物価が安いのも大きい。最低限の生活費は月5万円ほどで「ノマドで稼げるようになるには時間がかかりますが、ジョージアなら5万円以上稼げれば黒字になるので、ノマドやフリーランスを始めやすい」という。日本との時差は5時間。日本の午前12時がジョージアの午前7時にあたり、日本時間の午後であれば、ミーティングなど日本との仕事も可能だ。以上の理由からノマドニアの開催地にジョージアを選んだという。

 2021年10月に最初の0期生14人が参加。パソコンに慣れておらずリモートワーク経験のない受講生も多かったが、14人中10人がプログラム終了後も海外ノマド生活を続行することとなった。職種は動画編集、デザイナー、ライター、コーチングなど多種多様だ。

会社員とは一味違うノマド生活

「正直驚きました。きっかけさえあれば、みなさんノマドになれるんだなと感じましたね。『ノマドってよく分からないけど、いいなー』という状態から1か月体験することでイメージができて、道が開けたのでしょう。実際に体験してから決断しているので、どの道を選ぶにしても納得感があると思います」

 こうした試みはテレビ『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』(日本テレビ系)で取り上げられるなど話題を集めている。現在は1期の開催中で、2期生、3期生もすでに満席に。取材時点では、最短で6月開始の4期への参加が可能だ。今後も事業拡大予定で、ジョージア以外にもタイ・バンコクやインドネシア・バリ島での開催も検討しているという。

ノマドは正直大変なことが多いです。電源やWi-Fiを常に探しているし、言葉も通じません。僕は以前、会社員の時、通勤電車がしんどいとかもっと旅行に行きたいとか思っていました。会社員だとできないライフスタイルを実現したい人はノマドとして働くのはとても楽しいのでは」

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