歩くだけでコーヒーが無料に!米国発「移動」でマイルが貯まるアプリの仕組みとは
あらゆる移動手段で、特典や寄付に交換できる“マイル”を貯めることができるスマートフォンアプリ「Miles」を日本で展開するMiles JapanのCEO高橋正巳さん。
学生時代の多くを海外で過ごし、新卒でSONYに入社、主に海外支社で勤務した高橋さん。2011年にINSEADでMBA取得後はシリコンバレーでベンチャー企業の発掘や投資などに従事しました。
2014年からはUber Japan社長としてUber Eatsを立ち上げ、2017年にはWeWork Japanに転職。ゼネラルマネージャー及び副社長 営業・マーケティング統括、さらにCSO(最高戦略責任者)として日本にコワーキングスペースの文化を根付かせました。
今回は、2021年10月より日本でサービス開始した「Miles」について、フジテレビ「#シゴトズキ」MCの清水俊宏さん(@goodboytoshi)が話を聞きました。
「移動」でマイルが貯まるアプリ
清水俊宏(以下、清水):今回新しく立ち上げられたMilesはどのようなサービスですか?
高橋正巳(以下、高橋):Milesは電車やバスを使った毎日の通勤や通学はもちろん、ウォーキング、ランニングなど全ての「移動」でマイルが貯まるアプリです。AI(人工知能)が移動手段を自動判別する点はひとつの特徴で、数ある移動手段の中でもより環境に優しい移動手段に対してはマイルが多く貯まる仕組みになっています。
例えば、車移動だとマイルが1倍しか貯まらないのに対し徒歩の場合はマイルが10倍貯まるという、よりエコで健康的な移動を促す仕組みです。
世界では120万人のユーザー登録
清水:その、貯まったマイルはどのように使えるのでしょうか。
高橋:いろいろな特典に交換することができます。例えばギフトカードと交換したり、連携している企業の商品やサービスを安く購入することが可能です。また、マイルを寄付することもできます。本当の意味で自分で汗水垂らして貯めたマイルを団体に寄付する機能などの使い方ができるマイルになっています。
清水:「Miles Japan」ということですが、すでに海外では事例があるのでしょうか。
高橋:アメリカでは2019年に正式にサービスを開始しました。現在は約120万人がユーザー登録しており、このたび日本でも展開することになりました。