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衆院選「無駄だから投票しない」という人が入れている“1票”/ラッパー・ダースレイダー

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選挙はプラチナチケットを持つ人が参加できる祭り

投票

※イメージです(以下、同じ)

 選挙は、プラチナチケットを持っている18歳以上の有権者が参加できるお祭りだと思っています。このお祭りに参加して投票することによって、自分の周りの景色が変わる可能性があります。ちゃんとお祭りに参加したいのであれば、立候補者の街頭演説を見にいくといいです

 彼らがどういったテンションで、どこに力点を置いて、どういう人に向かって、どういう顔で話しているか。そういった人間の振る舞いに基づいて、どこに立候補者の思いがあるのかを判断するという行為が、実際に結果に出てくるのが選挙の面白い点だと思います。

 字面で政策を読んでもよくわからないなと思ったら、本人が喋っているのを見てもまだわからないのか、あるいは本人が喋っているのを見て聞くとよくわかるのか、という点を知ることがすごく大事だと思います。

「政策が大事だ」という人がいますが、その政策を掲げるのも、行うのも人間なので、人間がどういった人なのかを見てみる。もちろんその結果「あの人いいと思ったけど、全然だめじゃん」と読みが外れる場合もありますけど、それも自分の成長に繋がります。

選挙は自分自身を見つめるきっかけにもなる

 ちなみに僕は東京8区です。与党、野党共闘の両候補の演説を聞きたいと思ったのですが、石原伸晃さんは事前に時間や場所を告知してくれません(10月19日時点)。コロナ禍だからと告知せずに演説をして回ってるのですが、これだと聞きたくても聞けません。外での演説で三密を避ける方法はいくらでもあるはずです。

 吉田はるみさんは詳細を事前に告知してるので僕は仕事の都合に合わせて話を聞きに行けました。本人のリサーチに基づいた話には実感がこもっていると思いました。石原さんの話も聞きたいのに聞けていません。

 僕は、選挙が不定期にやってくることは、自分が現時点で何を考えているのか、どう思っているのか、人のことをどう判断しているのか、自分がいる場所・生活をどう考えているのかを知るきっかけになると思っています。

 なので僕は、自分のために選挙に投票へ行っています。自分が今どう思っているのか、そして4年後には当時の自分はどう思っていたのかを確認することができます。「どういった理由であの人に投票したんだろう」「どういったものをチェックするつもりで投票したのか」など、自分を見るきっかけにも繋がります。ちなみに同区ではほかに日本維新の会から笠谷圭司さんが出馬しています。

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