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日本の平均給与は433万円…日本だけ賃金が下がり続ける“3つの根本原因”

ビジネス

賃金交渉力を高める必要がある

賃金交渉

 日本は会社の言い値で契約している人が大多数ということになります。有効求人倍率そのものは上昇傾向にあるため、採用においては“売り手”が有利です。それにも関わらず、賃金交渉している人が少ないのです。

 日本で給与が上がらない3つの理由を理解すると、何をすべきかが見えてきます。日本は長引くデフレで個人ではどうにもならないレベルの不況が覆っており、賃金格差も拡大しています。

 そうした中で、高給取りになれる能力や業界、業種はほぼ決まっており、個人は専門的なスキルに磨きかけて市場価値を上げることが重要です。そして企業との賃金交渉力を高めることにより、高年収の道が切り開かれることとなります。

<TEXT/中小企業コンサルタント フジモトヨシミチ>

外食、小売り、ホテル業界を中心に取材を重ねてきた元経営情報誌記者。現在はコンサルタントという名の中小企業経営者のサンドバッグ役を務めるかたわら、経済の面白さを広く伝えるため、開示情報を分析した記事を書いている。好きな言葉は美食家・北大路魯山人の「硬め、麺少なめ、ニンニクマシマシ」

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