“ちょんまげ社長”が切り込むノンアル市場「発酵ジンジャーエールを世界に」
最後に、なぜちょんまげなのか?
また、今後は海外展開も視野に入れているという周東さん。最後になぜちょんまげにしているのか意図を聞いてみた。
「和服を日常的に着るようになったのは、台湾で唎酒師(ききさけし)として働いたのがきっかけでした。台湾人と日本人は見分けがつかないので、日本人とひと目で分かる格好が良いなと思って。毎日着ていたら慣れてしまって、日本に帰ってきた今もスーツがわりに和服を着ています。ちょんまげの日本人が、発酵ジンジャーエールを本場イギリスに逆輸入したら面白そうですよね(笑)」
固定観念にとらわれない、自由でユニークな発想を語る姿が印象的だった。さいたま市発の発酵ジンジャーエールを引っ提げたちょんまげ起業家が、海外進出する日はそう遠くないだろう。
<取材・文・撮影/白石果林>