今の会社の将来性を見抜く、重要な問いかけ。“NO”なら、転職すべきかも
こんにちは、Shinです。元戦略コンサルタントで、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定などに取り組んでいます。今日のテーマは「自社の将来性を考えるときに重要な問いかけ」です。
終身雇用や年功序列は崩壊しているといっても過言ではない現在、多くの人が自分のキャリアプランを真剣に考えるようになってきているなと感じています。
「果たして自分はこのままでいいのだろうか?」「今の会社にいて本当に将来安泰なのだろうか?」などなど、考えたことがない人はいないでしょう。
将来性のない会社で、ビミョーな時期を過ごさないために
キャリアプランニングや転職関連でよくあるアドバイスのひとつは「どのような会社でも学べることはある! どんな状況になったとしても、前向きにとらえて新たな知識やスキルを獲得せよ!」というものです。
これ自体を否定はしません。せっかく貴重な時間を費やして働いているのですから、そこから可能な限り吸収し、自分の血肉にすべきと思います。
とはいっても、あまりにもヤバヤバで将来性がない会社で働き続けるのは、シンプルにあなたにとって損です。いくら働いても売上や利益が上がらず、よって昇進や昇給の可能性もなく、かつマーケットからも高く評価されない。そんな会社でずっと働いていても、未来が好転することはないでしょう。
得てして、そのような状況にある会社は長期的な人材育成ビジョンもなく、エキサイティングなチャレンジを社員に存分にさせることもできません。結果、金銭的にもスキル的にもビミョーな時期を過ごすことになり、あとで後悔する……ということになりかねないのです。
会社の状況をキチンと理解する方法
そうならないために、「果たして自分の会社に将来性はあるのか?」というポイントについて、ぜひ振り返ってほしいと思います。
「なんとなく売上が上がらない」「会社の雰囲気が悪い」というざっくりした印象だけではなく、ある程度キチンと会社の状況を理解することで、自分の貴重な時間をもう数か月、もしくは数年費やすべきかどうか、判断することができます。
具体的にはどうすればいいのでしょう? もしあなたが損益計算書や貸借対照表の分析のスキルがあり、かつそのような情報にアクセスできるのであれば、存分に数字を身ながら実際のビジネスと比較して、過去から現在の成長率や、将来どの程度のマーケットシェアを取れるか、などなど精緻に分析してみるといいと思います。
とはいえ、なかなか全員がそれを実施することは難しいですよね。