飲めるケーキ?1日400個売れる「ショートケーキ缶」開発者が苦労した点
当初は1日に2個しか売れなかった
今でこそ口コミで爆発的に広がったショートケーキ缶ですが、発売してから宣伝はしていたものの、なかなか伸び悩んでいたと小笠原氏は語ります。
「オープンしてからショートケーキ缶はなかなか売れませんでした。当然、その日に仕込んだ分、売れないと破棄になってしまうので、スタッフで持ち帰るなどの日が続きました」
しかし、あるWebサイトが取り上げたことから、徐々に知名度が上がってきたそうです。
「売れない日々が続いたとき、オーナーから『Twitterでバズってきたので準備して』と連絡がありました。ショートケーキ缶がここまで人気が出るとは思わなかったのですが、商品に自信があったので、売れなくてもゆくゆくは商品をネット販売してニーズを高めようと考えていました」
SNSでの拡散のスピードがすごかった
Twitterでバズりだした頃、報道番組からも取材されるようになったようです。
「今の時代はSNSの普及がすごいので、拡散のスピードが凄まじいです。今はショートケーキ缶の供給が追いついていない状態ですね。また、最近YouTuberのヒカキンさんが動画にアップしてくれたのは嬉しかったです」
また、ショートケーキ缶はお店でも食べられますが、テイクアウトで売り切れてしまうようで「10時から開店ですが、12時にはもう完売してしまうので、お店ではなかなか食べられないかもしれません。お店は3階にあるのですが、一時期は1階の外まで並んでいることもありました」と言います。