19歳の“天才”プロゲーマーも登壇。有名Clubhouseユーザー達が語る音声SNSの未来
完全招待制や、参加する有名人の“ぶっちゃけトーク”が話題になり、2021年1月23日にリリースされた直後は爆発的な人気を集めた音声SNSアプリのClubhouse(クラブハウス)。
今回は、有名“クラブハウサー”の3名に、クラブハウスの有効な利用法や、音声SNSが秘める可能性について聞いた。
屈指のフォロワー数を誇る19歳の歌い手
2021年4月23日に開催された「Japan Townhall」では、アプリの開発状況や日本向けのローカライズ、そして今後のビジネスプランについての意見交換が交わされた。落合陽一氏、武田双雲氏などの錚々たる面々とともにイベントに登壇したのが、19歳の「ふぃあ くん」氏(@fiakun)だ。
プロゲーマーとして活動していた高校時代から、SNS上では一貫して「顔を出さないスタイル」を貫き、現在は大学生クラブハウサー・歌い手として活動しているという。
「普段の生活で関われなかった人との出会いや、自分の人生が変わる状況を作ってくれたクラブハウスに感謝したい」という想いで臨んだといい、堂々とした立居振る舞いで存在感を示した。
そして「相手のことを理解しながら、関係を深めた」と地道に活動する彼のフォロワー数は、著名人を除いたなかでは屈指の5800人超え。
「世界各国の皆さんと交流を図り、クラブハウスをもっと盛り上げていけるようにしたい」と、新たな出会いにも期待を寄せつつも、今後はクラブハウス外にも活躍の場を広げていくことになりそうだ。
クラブハウス上での出会いから作品を発表
苦境に立たされているクリエイターにとって、新たな活動の場を見出す一筋の光にもなっているようだ。クラブハウス上でのクリエイター同士の出会いにより、多くのコラボレーションが生まれ、製作された作品のなかには、既に発表されているものもある。
クリエイター向けコミュニティ「くらはレコーズ仮」を運営する「madflash」氏(@madflash.k)は、ここまでの活動について以下のように語る。
「製作中の曲を一緒に制作してくれる人を緩く募集したつもりが、予想以上に多くのクリエイターが集まりました。せっかくなら『みんなでコラボレーションをしよう』という提案をし、今のコミュニティが出来上がる流れになりました。多くの人が集まって何かをしようとするエネルギーの凄さを感じさせられましたね」
「くらはレコーズ仮」は、クラブハウス内でミュージシャンやイラストレーターなど300名を超える大所帯に成長。今後は、コンピレーションアルバムや映像作品の制作などを視野に入れ活動を続けていく予定だという。
「Clubhouseでのコラボレーションに手応えを感じています」と語るmadflash氏はこうも言う。
「お互いの自己紹介の敷居を下げられることがクラブハウスの魅力、これからもコラボレーションの機会を増やし良い作品作りに生かしていきたい」(madflash氏)