軍隊みたいな職場に嫌気が。若き代理店マンの相談に“関西弁ロシア人”が出した答えとは
何をきっかけに転職できたかというと…
そんな時、知人からの誘いをきっかけにした1回転職したのですが、その転職先の会社がなんと半年ほどで倒産。すぐにまた転職活動をしないといけない状況に追い込まれました。その想定外の転職で、ある意味では絶望を味わいましたが、不思議と「前の会社に残っていればよかった」なんて気持ちは湧きませんでした。結局、またすぐ転職先は見つかりましたしね。
ある程度転職を繰り返し、27歳の頃に今度こそは自分の居場所だと思える仕事場に出会ったのですが、今度は心が安らかになりすぎて物足りなくなりました。そこで副業として、コラムを書き始めたのですが、それがきっかけで今の芸能の道に片足を突っ込むことになったんですね。
仕事と芸能の両立が難しくなった時に、安定した会社をとるか芸能にもう片足を突っ込んで挑戦するかを選択することになりましたが、転職慣れしている僕にとっては“なんとかなるやろ精神”で会社を辞めるのはそう難しいことではなかったです。
今の毎日を後悔しないと断言できる理由
その“なんとかなるやろ精神”のおかげで、今ではテレビに出ることもできますし、自分の会社だって立ち上げることもできました。それはたまたま運よく上手くいっただけかもしれないですけどね。それに、いつか何かをきっかけに干されてもおかしくない仕事ですから、今後も安泰とは言えません。
でも、今後もしも悪い方向に転んだとしても、この挑戦をしたことを後悔することは絶対にないなと確信しています。なぜなら今は毎日がめちゃくちゃ楽しい! 働いているというよりも、楽しんでいるという感覚。そしてこの挑戦してる感じがたまらなく、クセになっているからです。
何かの成功者でも何でもないですが、僕の29年間の人生は“何とかなるやろ精神”で今のところ上手く行っています。幸いなことに日本には優秀な社会保障制度もありますので、どんなに悪い方向に転んでも死にはしません。どう転んでも死なないゲームなのに、トライしない理由って逆になんですか?
<TEXT/小原ブラス(ピロシキーズ)>