軍隊みたいな職場に嫌気が。若き代理店マンの相談に“関西弁ロシア人”が出した答えとは
普段は辛口だとか、毒舌だとか言われる僕ですが、毒を持った言葉を使うと、どうしても「これが正解だ!」と、1つの答えを決めつけてしまいそうになるものです。でも、人生の答えは1つであるはずがない。
だから、あえて“甘口で”読者の皆様の人生相談にのってみようというこの企画、数ある、たくさんの正解の中のほんの1つだけ、参考になればという思いで、おこがましくも答えさせていただければと思います。今回は、転職に関するこんなご相談に、関西弁ロシア人の小原ブラス(@kobaravlas)が回答します。
Q:仕事を辞めたい
【20代後半・男性・広告代理店】
職場は広告代理店で、役職や序列はありませんが、軍隊のような雰囲気の所です。入社して5年ほど働いてきましたが、そろそろ体に限界を感じています。コロナの影響もあって、社内の知り合いが続々と会社を辞めたり、独立しているのですが、たいした実績も残せていない自分がうまく転職、独立できるか自信がありません。
ひとまず勤務時間を短くしたり、日数を短縮したりして自分の生活や心身を立て直したいです。今は彼女もいて近い将来は結婚したいと思いますが、それも言い出せず。どうしたらいいでしょうか?
「辞めちゃいなよ」と言いたい
相談者さんの働く会社の規模や、現在の収入や生活の支出の状況が分からないので、簡単に「辞めちゃいなよ」と言えないもどかしさはありますが、僕はやっぱり「辞めちゃいなよ」と言いたい派です。
こんなことをコラムに書いたら、「無責任なことを言うな!」と怒られるかもしれませんが、僕にとっては「辞めずに頑張れ!」ということだって無責任じゃないかと思うのです。だってその仕事をずっと続けて頑張って、本当に彼の生きる喜びに結びつくのかなんて分からないじゃないですか。
私たちはお金を稼ぐために生きてるのではなくて、生きるためにお金を稼いでるのだということを忘れてはならないと思うのです。お金を稼ぐために、生きる喜びや意味を見失っているのであれば、それは本末転倒。