関西から東京に進出した人気カレー店5選。個性あふれる本場の味をプロが紹介
「スパイスカレー」という新語を作り、新たなトレンドを生み出すなど、カレーがめちゃくちゃ熱い街・大阪。いま東京はそんな大阪(関西)から移転したお店や、支店が増え始め、カレーシーンに新風を巻き起こしつつあるんですよね。
カレー研究家の私としては、東京のカレーファンにこの動きに乗り遅れてほしくないと思っております。……というわけで、今回は都内で食べられる大阪(関西)ルーツの注目店をピックアップして紹介していきます。
1)ヤミーズ 旧ヤム邸:六本木
大阪の人気店・旧ヤム邸が2017年に下北沢に立ち上げ、大阪スパイスカレーの東京進出のきっかけとなったのが、「旧ヤム邸シモキタ荘」ではないでしょうか。
オンリーワンなビジュアルとその美味しさであっという間に人気店の仲間入りを果たしましたが、今回紹介したい「ヤミーズ 旧ヤム邸」は、2020年に六本木にオープンした東京2号店になります。
月替わりのカレーは4種類。1~4種乗せまで選べて、他の支店にはないヴィーガンプレートまで完備しているんですよね。月替わりは最大4種まで付けられますが、全てのセットにスープ状のカレーが付いてくるので、3種乗せ(1430円)でもここまで豪華なプレートに!
旧ヤムらしくキーマカレーが軸になっていて、4種のうち3種類がキーマベースのカレー。残り1種がヴィーガン対応にもなっているベジカレーになります。
具材やスパイスの配合で全然違う表情を見せてくれる旧ヤム邸のキーマカレー。食べ比べてみたり掛け合わせて変化を味わってみたり、その楽しみ方は無限大ですよ。夜でも1人でサクッと食べられるお店なので、六本木滞在の際は重宝しまくりです。
2)ポンガラカレー 大手町プレイス店
2018年、六本木と大手町の商業施設に2店舗ほぼ同時オープンという衝撃的なデビューを飾ったのは大阪・梅田からやって来たポンガラカレー。
大阪で人気のスリランカカレーをカジュアルに楽しませてくれる同店。カップに入ったカレーを組み合わせるメニューもありますが、スリランカならではの盛り付けでいただけるスリランカプレート(1100円、日本米だと1000円)が個人的にオススメです。
2種類のカレーがかかり、5種類のおかずが乗るというとっても贅沢な一皿で、お米とおかずとカレーをほどよいバランスで掛けあわせていただくと、食べるごとに香りと食感に変化が生まれて止まらなくなっちゃうんですよね!
スリランカスタイルのお店なのに、大阪の甘辛ジャパニーズカレーを提供する遊び心もあり、ジャパニーズカツカレー(980円)は実は隠れた人気メニュー。こちらは数量限定なので、カツカレー狙いの方は昼ピーク前にお店に向かってみてください。