bizSPA!フレッシュ

コロナ禍で声が出づらくなる?自宅でできる「通る声を作る」ストレッチ3種類

暮らし

2. リモートでも“通る声”を作るためのトレーニング

 声が通りづらいと感じている人は、オンライン環境だと相手によけいに声が聞こえづらくなります。

 原因として考えられるのは、息に瞬発力がないことです。特に、カ行・サ行・タ行・ハ行に苦手意識がある人は要注意。そのために役立つのが、瞬間的に息を強く吐き出すトレーニングです。

 方法は「シュッ、シュッ、シュッ、シュッ」と、数秒間、強く息を吐くだけ。試合中のボクサーのように“無声音”だけをとにかく強く出すことで、空いた時間で続けていると自然と声が通るようになります。

3. 変顔も楽しい滑舌のための舌先トレーニング

舌を出す男性

 マスクを付けるのが当たり前になってから、滑舌が悪い人たちも目立っているそうです。

「原因は、顔を隠すことで舌先の筋肉を使う機会が減ったためで、表情筋の動きも鈍くなっているから。それを緩和するために役立つのが、舌先のトレーニングです。家族などと一緒に、変顔を楽しみながらやってみるのもよいですよ」

1)舌の筋肉を伸ばすイメージで、口から勢いよく15回ほど出す。
2)舌を「左右左右…」とテンポよく左右交互に10回ほど出す。
3)口を閉じたまま、舌を歯とくちびるの間に入れて歯茎をなぞるように回す。

 ウィズコロナやアフターコロナの時代では、外出自粛が緩和されたとしても、職場のリモート化はそのまま続くという予測もあります。今回、秋竹さんに教えてもらったノウハウなどを、みなさんもぜひ活かしてみてください。

<取材・文/カネコシュウヘイ>

秋竹朋子
超絶対音感を持つボイストレーナーとして4万人以上を指導し、250社以上の企業の声の研修を手がける。ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」代表。TV出演多数、著書に『ビジネスの発声法』『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』など。

フリーの取材記者。編集者、デザイナー。アイドルやエンタメ、サブカルが得意分野。現場主義。私立恵比寿中学、BABYMETAL、さくら学院、ハロプロ(アンジュルム、Juice=Juice、カンガル)が核。拙著『BABYMETAL追っかけ日記』(鉄人社)。Twitterは@sorao17

12

おすすめ記事