マスクで「口のニオイ」に要注意。すぐできる予防トレーニング3つ
いまだ収束する気配がない、新型コロナウイルス。海外の研究結果では今後数年間マスクをするような生活が当たり前になるだろうと発表されています。
実はコロナ禍が口臭問題を引き起こしてしまう原因になっていることをご存知でしょうか。今回はコロナ禍とマスクの着用で起きてしまう口臭問題についてお話ししていきます。
口臭悪化は唾液の減少が原因
大人の悩みはさまざまありますが、口臭を気にする人も多いかもしれません。身なりがキレイでも口臭が悪いと、相手に与える印象も一気に低下します。嫌な口臭を発生してしまう原因は、さまざまなことが考えられますが、その中でも「唾液量の減少」は大きな問題です。
健康な成人は1日1~1.5Lの唾液を分泌していて、唾液には口の中の粘膜保護や消化、潤滑などの役割があります。あるいは浄化、抗菌など口腔内を綺麗に保つ効果も唾液にはあります。
ただし、唾液の正常な分泌量は、日常的な発声や咀嚼(そしゃく)など、口を正常に動かしている場合の数字です。コロナ禍では、唾液の飛沫による感染を防ごうと人混みでの会話を避けるため、唾液量の減少が避けられません。すると、細菌が増殖し、口腔内の環境が劣悪になるというわけです。
自宅で簡単口角エクササイズ!
コロナ禍ではマスクを着用し続けているわけですが、そうすると表情筋の緊張感が薄れて、口が軽く開いた状態が続き、内部が乾燥してしまいます。
ただでさえ、唾液の分泌量が低下しているのに口を開けた状態が続くことで、乾燥は避けられず、口臭の悪化が進むわけなのです。口臭悪化予防のためには表情筋を鍛える必要があります、そこで、すぐできて有効な表情筋エクササイズを紹介します。さっそく行いましょう!
【A. 頰をあげる口角挙筋エクササイズ】
① 顔の力をなるべく抜いて脱力
② 上の歯が広く見せるように左右の頬を目に近づける
→奥歯を強く食いしばるような力の入れ方や目を瞑るようにしてしまうと、口角挙筋が上手に働きません。なるべく目を開いたまま頬をあげるようにがんばりましょう。