冷蔵庫を開けたら「うるせえ!」 ヤバすぎる隣人に彼女が本気で後悔したこと
彼氏に相談しても取り合ってもらえず…
彼氏に相談しても「引っ越すまでの我慢だし、気にしすぎ」と言われたとか。ルール違反をして居候している手前、佳代子さんも何も言い返せませんでした。
「彼は、平日は家に帰っても寝るだけだったので、ほとんど物音を立てなかったのかもしれません。隣人男性の部屋の前を通ると、テレビの音がドアから聞こえてくるので在宅しているのがわかるんです。向こうも、女性ものの靴音が聞こえて、鍵を開ける音がするので、私が1人でいるのが、わかるのでしょうね……」
壁1枚隔てた隣室の男性が声を上げて怒ったり、壁を叩く。想像しただけでも、逃げ場もなく怖いですが、男性の行動はさらにエスカレートしていきます。
「あるとき、コーヒー豆が入った瓶を落としたのです。そうしたら、いつもの『うるせえ』という声の後、明らかに私がいる部屋の壁を蹴り始めたんです。怖くて布団の中に隠れていました。通勤が便利だからといって、彼氏の部屋に住んだことを本気で後悔しましたね」
引っ越しで「恐怖の日々」を脱出
数か月後、無事に同居可能な物件を見つけた佳代子さん。実家から正式にそちらに引っ越し、同棲をスタートすることがでたそうです。
「やっぱり一人暮らしの部屋に隠れて2人で住むのは、大家さんにバレないように気をつかうし、隣の人から嫌がらせも受けるし、地獄の日々でした。もう2度としないって思いました。とはいえ、ちょっと物音を出しただけで壁を蹴ったり、怒鳴ったりするのはヒドいと思いましたけどね」
<取材・文/阿佐ヶ谷蘭子 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>
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