「V6のお笑いで育った」お笑いコンビ・ランジャタイの唯一無二の世界観
街ロケ番組をやってみたい
――そのまま受け取るのであれば、少年時代にワクワクしていた心をずっと持ち続けているといった感じですね。
国崎:本当そうかもしれないですね。ふたりともミーハーで、テレビっ子で。ウッチャンナンチャンのフリップを使ったネタも10年ぐらい前からあるんですけど、それも子どものころから『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日テレ系)を見てたことが大きいですからね。
伊藤:ポケビ、ブラビのCDも買ってましたね。あの2000年代前半のテレビ全体の空気感、演出には影響を受けているかもしれないです。
国崎:今後、もっといろんなジャンルの番組に出たいね。僕は『ちい散歩』(テレ朝系)はずっと出たいと思っていました。今なら『じゅん散歩』(テレ朝系)ですけど。
伊藤:街ロケとか散歩してみたいな?
国崎:やってみたいね。そういう『ランジャ散歩』みたいな。
『M-1』で狙うは決勝進出と審査員席
伊藤:僕は方向性は違うんですけど、やっぱり『M-1グランプリ』(ABC・テレ朝系)の決勝に行きたいですね。いまだに最終審査で「ランジャタイ」のパネルがクルッと出てくるのを夢で見ますから。
国崎:審査員は? 審査員側でも1回出てみたいですね。
伊藤:いきなり?
国崎:何がどう転んだかいきなり大抜擢みたいな。松ちゃんの隣に座って耳打ちしたい。「これ、決まりやな」「決まりましたね」みたいな。
伊藤:それ完全に(島田)紳助さんの位置じゃん。僕ら、今年含めてあと2回しか出場できないんですけど、このまま「決勝にいけなかったランジャタイ」になるのは嫌ですね。一度は行きたい。
国崎:なんかほんとにまあこんなこと言ったらあれなんですけど、決勝に行って、とんでもないくらい滑ってみたいですね。国民が見ている前で、全力で面白いと思うことをやって結果滑る。それで人生を棒に振ってみたいです。
インタビュー後編⇛<NSCをクビ、無観客ライブも。ランジャタイが語る「暗黒の地下時代」>に続く。
<取材・文/東田俊介 撮影/スギゾー>
【ランジャタイ】
1985年生まれ鳥取県出身の伊藤幸司と、1987年生まれ富山県出身の国崎和也のコンビ。2006年、ともに吉本興業の養成所・NSC東京校に12期生として入学し、コンビ結成。伊藤の奇行が原因でNSCを退学後、SMA NEET Project、フリー、オフィス北野を経て2019年よりサンドウィッチマンらが所属するグレープカンパニーに移籍している。
■Twitter(伊藤幸司):@ranjyatai11
■Youtube:「ランジャタイぽんぽこちゃんねる」