同僚に恋をした若手社員、飲み会後「いきなりホテル」に誘ってしまい…
2人きりの打ち上げでホテルに?
さらに池永さんにとっては、またとない機会が訪れます。
「そのプロジェクトの打ち上げの後に、彼女と2人きりになったんです。周りの人間も気を使ってくれたみたいで。それで2人で飲みに行き、何軒かはしごすると終電間際に。良い雰囲気だったので、勇気を出して『ちょっと休憩して行かない』と誘ったんです。そうしたら彼女はOKしてくれて……」
はやる気持ちを抑えながら、ホテルへと向かう池永さん。
「自分がホテルに一歩入った時でした。『何のつもりですか!?』と言われました。『さっき休憩するって……』と答えたら、『こんなところで休憩するなんて聞いていません』と真顔で言われました。僕としては『休憩=ホテルで休憩』という意味だったのですが、さすがに焦りすぎたと反省しています……」
「まずはデートから誘うべきだった」
結局、彼女は怒って1人で家に帰ってしまったそうです。池永さんも「本気で彼女のことを思っていたのなら、いきなりホテルに誘うのではなく、まずはデートとかから誘うべきだった」とポツリ。しかし、当初の思わせぶりだった彼女の真意は何だったのでしょうか?
「後でわかったことですが、彼女は“ド”がつくほどの天然だったんです。何の気もないのにボディタッチができたり、基本的な事柄を自分に聞いてくるのも、本当に知らなかったりすることだったり。残業中に隣に座ったのも、ただ人のいないオフィスは怖いからという理由だったみたいでした……」
ということは肝心の部分も。
「自分に気があるというのも完全にただの勘違いでした。彼女の天然さを勘違いして自滅した人間は自分だけじゃなかったらしく、社内に何人かいたことを後で知りました」