スマホの格安プラン、賢い選び方「20G・2000円台」で損をする場合も
ドコモの新プラン「ahamo」をはじめとした携帯各社の新プランがスタート間近となった。現在の通信会社やプランから乗り換えるべきかまだ迷っているという人もいるのではないだろうか。「20GBプランを避けたほうがよい場合」「通信量が少ない場合」「格安SIMを使っている場合」「家族割を使いたい場合」など、ケース別の最適解をご紹介しよう。
20GBプランを避けたほうがよいケース
新プランのなかでも中核的な存在ともいえる「20GBプラン」だが、誰もがこれで得をできるわけではない。とくに「月によっては20GBを超えることがある」という人なら、20GBプラン導入には慎重になったほうがよいだろう。
各社のプランには、データ使用量が20GBを超えた場合の追加購入オプションが用意されているが、いずれも基本プランに比べると1GBあたりの金額は割高だ。たとえば、ahamoやpovo、SoftBank on LINEの容量追加購入はいずれも1GBあたり500円。3GB追加しただけで月額料金の半分以上の金額が飛んでいくことになる。
20GBを超えて追加購入オプションを利用し、データ残量を気にしながらスマホを使うことになるのであれば、最初から思い切って大容量プランを契約してしまったほうがストレスは少ない。過去のデータ使用量をさかのぼって確認し、20GBプランで本当に足りるのかを検討する必要があるだろう。
20GBでも多すぎるという場合は?
逆に、データ容量が20GBも必要ないという人もいるだろう。とくに最近はコロナ禍で外出の機会が減ったり、テレワークで通勤中のスマホ利用がなくなったりといった理由で、データ通信量が激減したケースも多いのではないだろうか。
そのような人には、サブブランドやMVNO(格安スマホ)の小容量プランが候補となる。たとえば、3種類が用意されているUQモバイルの「くりこしプラン」のうち、3GBのものは月額1480円。データ容量がこれで足りるのであれば、堅実な選択となる。
また、MVNOでは、mineoが1GB・1180円、5GB・1380円のプランを、J:COM MOBILEが1GB・1380円、長期契約の場合は1GB・980円になるプランを発表。インターネットイニシアティブ(IIJ)も近日中に新プランを発表するとしている。大手キャリアでの契約にこだわらないなら、これらを賢く利用する選択もアリだろう。