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非モテ男5人がマッチングアプリに挑戦。早くも明暗別れる展開に<連載>

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Omiai担当・蒲須坂:思ったより残念な結果にガックリ

◆ 蒲須坂正男(30歳)

Omiai 蒲須坂

マッチすらしない有様にしばしの間呆然としたそうだ

 普段は眠りが浅いのものの、登録翌日の朝に限ってはサクッと起床し、ワクワクしながらアプリを起動。さてさて結果はいかに。

 ……現実は残酷なもので、30いいねを押して、対する女性からの反応は全くのゼロでした。しかも足跡すらついていない。これには流石にずっこけそうになりました。

 深夜2時過ぎという“いいね”を押すタイミングがおかしいのでしょうか。考え過ぎかもしれませんが、確かに「健全な生活を送る真っ当な社会人」が、丑三つ時に目を燦々と光らせて活動している人物とうまくいくとは思えない。よもや、こんな早い段階で未来を見据えて足切りされるとは……。

 とはいえ、単純に私のプロフがイケていないという可能性も大いにありえるので、その場合は根本から軌道修正する必要があります。せっかく一生懸命作ったのに、ここまで世間とズレがあったんですね……。

 でも、たった1日で尻尾を巻いて逃げるわけにはいきません。マッチングアプリ部のLINEグループに愚痴を吐いてストレスを発散し、いいねを押す時間に注意して淡々とアプリをいじる日々が続きます。

 その後、数日間に渡ってもくもくといいねを押し続けたものの、結局マッチすることはありませんでした。普段自覚しているつもりでしたけど、改めて自分が“非モテ”であると突きつけらたようで、メンタルがやられそうになります

自分と属性が近そうな女性を選ぶように

 悩むばかりでは埒があかないので、知人の力を借り、客観的な目線から問題がありそうな箇所を大幅にブラッシュアップすることに。ダラダラと書き連ねていた自己紹介文を仕事、趣味を見出しで括ることによって多少は見やすく修正。

 いいねを押す対象についても一考の余地があると気づきました。婚活目的のユーザーが多いOmiaiでは、Tinderのように機械的にスワイプするのは下策でしょう。場合によっては“メッセージ付きのいいね”を送ったり、そもそも自分と属性が近そうな女性に絨毯爆撃するような対応が必要です。

 加えて検索する際、自分なりに最適化しようと考え、明らかに「違う」「合わない」人はブロックすることも検討しました。何度も何度も表示され、そのたび、足跡をつけるのも忍びないので……。

 しかし、一度ブロックすると2度と戻せない仕様に途中で気づいてしまいました。実に見事なカラクリです。何歳になっても優柔不断なままの私は、悩みに悩んだあげく、「もしかしたら今後その人のことを好きになる時が来るかもしれない」と思い、やっぱりやめました。

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