20代後半になってくると両親から「結婚はまだ？」と聞かれる機会が出てきます。結婚して幸せになってほしいという親の思いがあるからこその発言ですが、なかにはそうでない場合もあって……？

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　今回は、結婚を急かす親からのLINEに戸惑った男性のエピソードをご紹介します。

実家から上京して就職

　東北出身の佐伯隆二さん（仮名・24歳）は、大学卒業後に上京し、東京のとある企業に就職したばかり。一人暮らしも初めてで、仕事にも慣れておらず、戸惑うことばかり。

「両親、とくに母親は上京した僕を心配して、よくLINEを送ってきてくれていました。ご飯食べてる？ とか仕事はどう？ とか。親戚内でもあまり上京した人がいないので、東京が未知すぎて不安だったんだと思います」

　心配しながらも、東京での生活を応援してくれる優しい両親に、改めて感謝ていた佐伯さん。充実した毎日を送っていたといいます。しかし、ある時から、そんな両親のLINEに変化が訪れるのです。

突然、息子に結婚を急かす親

　上京から半年ほど経ち、ようやく生活にも仕事にも慣れてきた頃。相変わらず母親からのLINEは頻繁に送られてきましたが、突然これまでになかった話題の連絡が来たことに佐伯さんは驚きます。

「実家にいる頃もほとんど聞かれたことがないのに、『彼女はできた？』と。しかも『結婚は？』っていう飛躍した質問まで来て、なんで？って思いました。もちろん、やっと東京の生活に慣れた頃で、彼女どころか、好きな女性もいなかったです。ましてや結婚なんて……」

　それを伝えると、一度は納得した母親でしたが、数日してまた同じような質問が送られてきます。佐伯さんの疑問は大きくなるばかりでした。すると、お正月くらいしか連絡を取らない歳の近い従兄弟Eくんから連絡が来ます。