おいしさの秘訣は、あんこを敷いて塩を振ること

あんこには塩をパラパラと

　器にあんこを広げましょう。その上からパラパラと塩を少々振ることで、あんこの甘さが引き締まり、メリハリのあるおいしさが生まれます。その上に、焼いたお餅を乗せて、残りのあんこといちごを自由にトッピングすれば完成！

盛りつけは簡単

　一度食べてみると、病みつきのおいしさを実感することでしょう。餅の香ばしさと塩味の効いたたっぷりあんこのバランスは、もはやいちご大福の魅力を超えているかもしれません。

　ちなみに、片栗粉などを使っていちご大福を作るレシピはネット上にたくさん存在しますが、正直、家庭でできる限界というか、妥協感が否めません。最初から潔くバラバラに作ることで、餅の魅力を最大限に引き出しながら、素材それぞれの良さをシンプルに実感できます。

　専門店の大福と戦うこともありません！ みなさん、冷蔵庫にお餅が余っていたら、ぜひ気軽に作ってみてくださいね。

＜文・撮影／食文化研究家　スギアカツキ＞