メインの音楽サービスを兼ねるならアリだが…

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　さて、以上の機能を利用できて月額1180円というのは、はたして得だろうか？「広告なし」だけに焦点を当てると、かなり割高に感じるだろう。

　しかし、音楽サービスであるYouTube Musicをフル活用するつもりがあれば話は別だ。YouTube Music単体の有料プランは月額980円なので、プラス200円でYouTubeの広告非表示などの機能を利用できることになる。Apple MusicやSpotifyなど、他の主要な音楽ストリーミングサービスも、月額料金はおおむね1000円前後。音楽サービスにそのくらいの金額を支払うのは、今や特別なことではない。

　メインの音楽サービスとしてYouTube Musicを使い、かつYouTubeで動画を見ることも多いという場合は、月額料金に見合うメリットを受けることができそうだ。

　一方で、すでに別の音楽サービスを契約しており、それをやめるつもりはないという場合、YouTubeの広告解除とバックグラウンド再生、オフライン再生のために1180円を支払うことになる。これはお得とは言えないだろう。

　できれば、YouTubeの広告解除だけを数百円で使えるプランがほしいところだが、今のところそういったサービスは提供されていない。今後に期待したいところだ。

＜TEXT／酒井麻里子＞