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飲み会の幹事は僕ばかり…当たり前のようにLINEで任命してくる友人に怒り

暮らし

「幹事をして当たり前」のような態度

 松岡さんは「飲み会の回数を重ね、僕が幹事をするたびに他の4人の中には『アイツが幹事をして当たり前』という感覚が芽生えてしまった」と言います。徐々に幹事をしてもお礼を言われることもなくなり、それが普通であるような態度に変化していったのです。

「その時も飲み会をしようという話になって、僕は後からLINEの会話に参加したんです。でも、参加した瞬間に『幹事よろしく』みたいなことを言われて、え?ってなりましたよね。その頃幹事は俺がやって当たり前みたいな雰囲気になっていたので、イラッとしてしまって強めに注意してしまったんです

飲み会

 感謝もされず当たり前のように任される幹事に負担を感じ、ついに爆発してしまった松岡さん。注意をされたメンバーには謝ってくれる人もいましたが、全体的には「そんなに怒らなくても」という空気になってしまったのです。

LINEグループからの決別

 4人の反応を見た松岡さんは、全てが面倒に感じてしまいそのメンバーから抜けることを決めたのです。最後は抜けることを伝えて松岡さん自らそのグループを退会しました。

毎回、毎回当たり前のようにみんなの取りまとめを任されるってストレスですよ。それなのに誰にも感謝されず、不満を伝えても今まで言わなかった僕が悪いみたいなふうに言われたらもういいやみたいな気持ちになってしまって、話し合いするのも諦めました」

飲み会

 グループを退会した後その中の2名からは個別に謝罪の連絡がきましたが、残り2人はそのまま疎遠に。謝罪してくれた1人に話を聞くと、その後、誰も幹事をやりたがらず飲み会は開催されなくなり、グループ自体も放置されている状態になっているとのことでした

「そりゃ幹事としての苦労や心配もない飲み会は楽しいですよ。それを知ったら幹事なんてだれもやりたがらないでしょう。結局面倒なことを人に任せて楽しいことだけしたい人たちだったのかなと思います。僕も反省して安請け合いをしないように気をつけるようになりました。いい勉強にはなったのかなと思います」

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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