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マッチングアプリ、本当に若者が使ってるのは?データ分析で意外な結果が…

暮らし

 ちょっと気になる年収でも、アプリごとの違いが。

 特に「Dine」は半数以上が500万円超え、1000万円以上が約1割と、年収の高さが際立ちます。都内おしゃれ店でのデート前提だけに、懐に余裕がありそうです。

婚活狙いならどのアプリがおすすめ?

マッチングアプリ

主要アプリユーザーの年収比率

 20代が6割以上を占めるなかでの高収入ぶりなら、アプリに頼らなくても出会えそうに思ってしまいますが、時間がないということでしょうか

 ほかに「ハッピーメール」も700万円以上が3割程度で、比較的セレブといえそう。こちらは年齢層も高めなのでなるほど、という感じですね。

「Pairs」、「Omiai」は500万~700万円未満の中間層が4割以上とほかのアプリより多い傾向。収入が安定し婚活を考えるユーザーに支持されていそうです。

 アプリ選びは市場選び。出会い目的が恋活にせよ婚活にせよもっと即物的にせよ、費用対効果を考えつつ、自分という売り物の魅力が輝く市場に身を置きましょう。

<TEXT/清水響子>

【調査・分析データについて】
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズが提供する、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用しました。データはヴァリューズ保有のAndroidスマートフォンモニター5万人(20代以上)での出現率を基に、国内ネット人口に換算して推測しています

法政大学院イノベーション・マネジメント専攻MBA、WACA上級ウェブ解析士。CRMソフトのマーケティングや公共機関向けコンサルタント等を経て、現在は「データ流通市場の歩き方」やオープンデータ関連の活動を通じデータ流通の基盤整備、活性化を目指している

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