勘違い上司もいるけれど…“いい部下”になって自分が得する3つの心得
上司から仕事を任せてもらえなかったり、仕事のチャンスが掴めなくて焦る時期は誰しもあるものです。特別な資格や技能が何もなくても、ちょっとした心がけでビジネスチャンスは広がります。仕事でチャンスを掴むために、明日からできる「部下としての3つの心得」をご紹介します。
「部下」であることにも心得が必要
社会人になったみなさんは、理想の上司と出会いましたか。仕事をする上で尊敬でき、憧れる先輩と出会いましたか。
巷では「マネジメント」という言葉が独り歩きして、優れた上司でなければならないという点にもっぱらフォーカスされがちですが、お客様に良い成果をお届けするためには、部下もまた優れた部下でなければならないのです。
仕事というのは組織やチームで取り組む場合がほとんどですよね。少人数であれ、それぞれ役割分担して仕事を成し遂げていきます。そして、チームや組織である以上、そこには何らかの上司や部下のような関係が発生します。
仕事でチャンスを掴みやすい人とは
私が部下であった時の話をしましょう。新入社員時代の私は特に強みもなく、お客様との会話で交わされる言葉の意味すら理解できず、ポケットサイズの国語辞典を持ち歩いて商談に出掛けていました。2年目には電子辞書を購入して持ち歩いていました。
今ではスマホがあるのでとても便利になり、辞典を持ち歩いている若者はいないですよね。商談後にメモした単語を辞典で調べて、交わされていたやり取りを振り返り、後で内容を理解するというレベルでした。
ムダに背伸びをし、知ったかぶりで会話をしていたこともあり、今思えば恐らくお客様には気付かれていたのではないかと思います。少なくとも理解力を試されたり、指摘されることはなかったので、きっと当時の私なりの真剣な姿勢を優しく見守ってくださっていたのでしょう。そんなこんなで新入社員時代はビジネスのイロハも理解できていない私でした。