TikTokを本業に変えた28歳。ウィル・スミスのシェアで一発逆転
ウィル・スミスがシェアしてくれた
@zono.sann 自粛生活の1日##おうちで過ごし隊 ##お家遊び ##creative ##チュートリアル##foryou ##家にいるだけで世界は救える ##ルーティン
そこで、「誰でも真似できる動画」をコンセプトに、TikTokへの投稿動画をiPhoneで撮れる動画のみに思い切ってリニューアル。これを境に、ぞのさんっの運命が大きく変わることとなりました。
「投稿した動画をウィル・スミスさんがシェアしてくれたんですよ。それがきっかけで日本以外の海外の人もたくさん見てくれました。世界のトップクリエイターと並んだ事で世界を感じるようになり、僕から見える世界は一変しました」
さらに、日本に本格的にコロナの波が押し寄せたあとも、ぞのさんっの勢いは止まりませんでした。
「いちばんバズったのは、6月2日に投稿したタオルを使って撮影した動画です。これは世界中に拡散され、海外のクリエイターさんでも真似してiPhoneで撮影する人が増えました」
あえて真似したくなるように作っている
ぞのさんっはこのような斬新で迫力ある動画をどのように撮影しているのでしょうか。
「ある程度はあります。ただ撮影内容はロケ地でほぼ決めてるんですよ。基本的に撮影場所に行って、その場所で降ってくるんです。正確には思い出す感じです。そして色んなアイディアが絵具のように混ざり合うんです。もちろん決め打ちの時もあります。
たとえば、先ほどの動画は回転するカメラワークにコロナで自粛期間中にベッドの上で生活するというストーリーを組み込んでいます。そして動画がループする事でそれが連続して続いているみたいな感じです。世界中の人が共感してくれました。動画というツールを使って共感や感動を世界に届けているということです」
こうして撮影を終えたあと、ぞのさんっは編集作業に入ります。
「iPhoneのアプリも使いますが、ほかには『Final Cut Pro』というソフトも使っています。ただ、僕の動画は見た人が真似したくなるようなものになるように意識しています。“やってみよう”と思うとフォローしてほかの動画も見る気になると思うんですよね」