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「幽霊や生き霊が見える」29歳吉本芸人が“マイナスをプラス”にできた訳

 人は、自分の強みになかなか気付けないこともある。今年、『ホンマでっか!? TV』『ダウンタウンなう』『嵐ツボ』(いずれもフジテレビ系)などに出演し、頭角を表し始めた“霊視芸人”のシークエンスはやとも(29)は、小学3年生の時に初めて心霊体験をしたものの、自身の霊感をひた隠してきた。

はやとも

初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)を手にする“霊視芸人”のシークエンスはやともさん

 芸人になってからも、霊感を売りにしなかったという。しかし、他人の勧めで話し始めると、聴衆の興味を惹いた。「霊感を持つ自分がめちゃくちゃ嫌だった」と語る彼は、いかにマイナスをプラスに変えたのか。その足跡に迫った。

霊感はコンプレックスだった

「そもそも、僕は『幽霊は怖くない』という前提で話しています。幽霊も人間です。ほとんど全ての人間は普通の精神状態で死んでいくので、死後に幽霊になっても人間のままです。だから、怖がらなくて大丈夫なんです」

 2020年3月、『ホンマでっか!? TV』に出演。明石家さんまに「生霊が1000人以上憑いている」と指摘し、ブラックマヨネーズの小杉竜一には「体だけの女性が3人いる」と霊視して話題に。その後も、『ダウンタウンなう』『嵐ツボ』などの人気番組に呼ばれ、シークエンスはやともの知名度は急上昇した。

 だが、小学生の頃から“霊感”はコンプレックスでしかなかったという。

「授業中、教室に霊が横切るので、黒板が見えない。体の向きを変えたりして、なんとかノートに写そうとすると、先生に怖い声で『なんだ、見えないのか。席替えの時、前にするか』と怒られる。霊なんて見えなければいいのに……とずっと思っていました。同じく霊感を持つ親を除けば、高校2年の時に初めて親友に打ち明けるまで、誰にも言えませんでした」

お笑い番組が心の拠り所だった

はやとも

 そんな少年の心の拠り所がお笑い番組だった。

「子供の頃から、将来の夢を聞かれれば『芸人になりたい』と答えていました。最初は志村けんさんの『バカ殿様』が大好きで、中学生になると『ダウンタウンのごっつええ感じ』のDVDを見たり、毎週『めちゃ2イケてるッ!』『ワンナイR&R』を楽しみにしたりしていました。

 芸人さんは他の職業と大きく違って、必ず自分を下げる。明石家さんまさんや今田耕司さんなら、『独身で寂しい』と自虐する。でも、マイナスな特徴をネタにしながら、絶対に笑いを取るというプライドや自信を強く持っている。こういう職業は他にない。その姿勢をかっこ良く感じ、芸人を志しました」

 シークエンスは二松學舍大学文学部に進学後、中学と高校の国語教員免許を取得している。教員になるつもりはなかったが、両親が「何か1つのことを成し遂げないと、厳しい業界に入ってもうまくいかない」とお笑い芸人になる条件として、提案したためだった。

ヤバい生き霊

ヤバい生き霊

「幽霊や生き霊が見える」という特殊な能力が話題を呼んでいる、吉本興業所属のピン芸人・シークエンスはやともの心霊エッセイ集

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