スマホの使いすぎで肩こりに…“座ったまま”の伸展エクササイズ
スマートフォンは現代人の必需品。ほとんどの人が365日1度も触れない日のない状態でしょう。近頃ではスマートフォンの操作によって肩こりが強まったとする「スマホ肩こり」と呼ばれる新種の症状も多くみられているようです。
今回はスマホ肩こりを解消するためのアイディアとエクササイズをご紹介します。
原因は首だけではない?
スマホ肩こりの発生原因は「スマホの画面を見続けるために頭を下げているから、首に負担がかかるから」とされています。確かに重たい頭が前に倒れた状態が続けば、首の後ろの筋肉は頭を引っ張り上げようとし続けて“筋緊張(体の筋肉が持続して適度な収縮をし張力を備えている状態)”が続きます。
しかし、スマートフォンの操作が体に負担をかけるのは、もうひとつ重要なポイントがあります。それが腕の末端です。
人間の身体はさまざまな部分につながりを持っていますが、そのひとつとして手の指や手首、肘といった腕の末端の関節を伸ばす筋肉が首や背筋の姿勢を保つ筋肉と強いつながりを持っています。
例えば腕の末端の関節が曲がりっぱなしならば、背筋は力を弱めてしまいますし、反対に腕の末端の関節がきっちりと伸びた状態が続くと首や背筋がシャキッとして良い姿勢が保たれます。
スマートフォンを操作する際、ほとんどの人が指を曲げていますし、手首や肘も曲がった状態になっています。これでは首や背筋の力が不十分なため、頭が前に傾くと、通常よりも身体への負担が大きくなって怪我の症状を作り出しやすくなるわけです。
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